ニシノアルテミス（1998年生、母ブランドミラー）

ニシノアルテミス（1998年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時9歳）と交配したブランドミラーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のローズマリー賞(500万下)。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月5日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、タカラシャルマンに交わされて2馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

1月30日、中0週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンバコウベを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（6戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（8戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲイリーブラッサムに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で水野貴広騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月15日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴広騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で水野貴広騎手（11戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

6月15日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（13戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（14戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。