ヒダカプロテクター（1995年生、母アローム）

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額3,708万円（37.08万×100口）で一口馬主が募集された。

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月14日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のランニングヒーローに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

2月1日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、約11か月半の休み明けで迎えた3戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトニージャスティに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月28日、中7週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティエッチリボーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、5歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタガノアーミジャをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

7月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲイリーコンドルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。