ワイルドピット（2017年生、母シガレット）

Wild Pit

2017.03.13

ワイルドピット（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野性的＋近親馬Ｔａｐｉｔより」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したシガレットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今 牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳B6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は434kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

12月14日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルベアマイルに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレアードをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のホトトギス賞 B特選（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のディライラを半馬身振り切って2勝目を手にした。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カナライズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。