オーシャン（2010年生、母ラブバレンタイン）

オーシャン（2010年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「海」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時7歳）と交配したラブバレンタインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の「霊峰白山」賞(一般C2以下)。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月30日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月15日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイワスペクターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフラワーリヴァーに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったポセイドンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のバッティングパワーに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンカノホウトウに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルバリスターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月20日、連闘で迎えた11戦目は、3歳B1-1（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、リジカーレに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、「霊峰白山」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーアラビリンスに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、BIG APPLE特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモテロメアをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、鵜祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモテロメアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。