ホッカイテイオー（2001年生、母シンコウラック）

ホッカイテイオー（2001年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「生産牧場名＋帝王」。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時20歳）と交配したシンコウラックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の2歳。

経歴

デビュー前

2歳のとき、北海牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

函館喜弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2003年）

10月6日、デビュー戦は石井勝男騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は443kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスサスピションに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

1月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の爽駿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノアティアラを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月6日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったブラックオペラにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月2日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキラーウェイブに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2005年）

8月14日、約10か月の休養明けで迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、天王星特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月23日、中5週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナイキコランダムに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、中2週で迎えた16戦目は、腰越特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミラノフレイバーを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

11月11日、中3週で迎えた17戦目は、疾風特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた18戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマルマツジェットに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

5歳（2006年）

1月11日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ワタリファイターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中9週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月21日、中9週で迎えた24戦目は、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。