スモールキング（2008年生、母エンジェルファタル）

スモールキング（2008年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さい＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したエンジェルファタルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）サンコウ牧場。戦績は、中央平地14戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノラメールに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月5日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月25日、中9週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のジャーグラットを3/4馬身振り切って制した。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスティールパスに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の中京競馬場グランドオープン記念（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月1日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。