アヌスミラビリス（1992年生、母Anna Petrovna）

アヌスミラビリス（1992年3月15日）は、フランスで生まれた競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時7歳）と交配したAnna Petrovnaが6歳のときに産んだ仔が本馬である。1998年のイタリア共和国大統領賞(伊・G1)で2着に入った他、1995年のジャン・プラ賞(仏・G1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。

経歴

2歳（1994年）

9月2日、10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月14日、R.コクレーン騎手を鞍上に迎えて、13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のNeuwestに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のMuhabに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

10月22日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のレーシングポストトロフィー（イギリス・ドンカスター芝1603m）に出走。G1級競走への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったCeltic Swingから約11馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

5月17日、3歳G2のダンテステークス（イギリス・ヨーク芝2089m）に出走。鞍上はM.キネーン騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったClassic Clicheから半馬身差の2着となった。

6月4日、3歳G1のジャン・プラ賞（フランス・シャンティイ芝1800m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったTorrentialからハナ差の2着となった。

6月20日、P.エデリー騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のセントジェームズパレスステークス（イギリス・アスコット芝1603m）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

8月15日、G1のインターナショナルステークス（イギリス・ヨーク芝2089m）に出走。鞍上はM.キネーン騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月16日、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のCaptain Horatiusに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（1996年）

3月10日、ダート戦への出走は初となった。鞍上はL.デットーリ騎手（1戦0勝）。4頭立てのレースに臨んだ。4着に敗れた。

5月26日、G2のタタソールズゴールドカップ（アイルランド・カラ芝2012m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、G2のハードウィックステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオスカーシンドラーから半馬身差の2着となった。

7月9日、G2のプリンセスオブウェールズステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝2414m）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月27日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月24日、鞍上はL.デットーリ騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のSalmon Ladderに3/4馬身の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

10月6日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上はD.ホランド騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーヨーリファールを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

5歳（1997年）

4月13日、G1のクイーンエリザベス2世カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（4戦1勝）。14頭立てのレースに臨んだ。3着に終わった。

8月8日、鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（5戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のSarayirに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月23日、鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（6戦2勝）。4頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のEven Topに3馬身半の差をつけて同レース6勝目を挙げた。

9月21日、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、G1のマンノウォーステークス（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2213m）に出走。10頭立てのレースに臨んだ。5着に敗れた。

12月14日、G2の香港国際カップ（香港・シャティン芝1800m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気でレースに臨んだ。7着に敗れた。

6歳（1998年）

1月29日、3頭立てのレースに臨んだ。最後は、勝ったSharaf Kabeerから半馬身差の2着に敗れた。

2月22日、4頭立ての2番ゲートからスタート。最後は、勝ったIntikhabから1馬身1/4差の2着に敗れた。

3月28日、ドバイデューティーフリー（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバダート2000m）に出走。鞍上はG.スティーヴンス騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番ゲートからスタート。最後は、2着のIntikhabに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月17日、G1のイタリア共和国大統領賞（イタリア・カパンネッレ芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（8戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったPolar Princeから1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月21日、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G2の鳴尾記念（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月29日、D.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のMountain Songをクビ差制して同レース7勝目を挙げた。

10月31日、G1のマッキノンステークス（オーストラリア・フレミントン芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1999年）

5月8日、シャーガーカップ・クラシック（イギリス・グッドウッド芝1991m）に出走。鞍上はD.オドノヒュー騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。