スイートマティルダ（1995年生、母ヨシノ）

スイートマティルダ（1995年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時9歳）と交配したヨシノが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着4回。1998年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したファイナルゴールを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったタニノハレムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロザスに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1998年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったナオミシャインに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマックスキャンドゥを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。