ナオミシャイン（1995年生、母ハマナスシャイン）

ナオミシャイン（1995年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時12歳）と交配したハマナスシャインが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着2回。1998年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で3着に入った他、1998年のクイーンステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月2日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスイートケイを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3歳（1998年）

2月15日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月22日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスイートマティルダに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月4日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエアデジャヴーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月6日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4歳（1999年）

10月10日、約10か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロードクロノスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5歳（2000年）

1月30日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサイレントセイバーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月23日、中6週で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクラフトマンシップを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。