イシノインスパイア（1999年生、母レイニーブルー）

イシノインスパイア（1999年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したレイニーブルーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、地方15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のセプテンバーフラワー賞(C1)。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

6月7日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフジノカルロスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローランシルキーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーテルフラッシュに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャパンティアラに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の野菊賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2003年）

6月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月18日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、渚特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた11戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。