フジノカルロス（1999年生、母エスカイヤガール）

フジノカルロス（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時12歳）と交配したエスカイヤガールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐々木牧場。戦績は、地方33戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の盛夏特別(一般B2二)。

経歴

デビュー前

鈴木敏一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

6月7日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイシノインスパイアに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニイタカウィンに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったビービープレジャーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナスノアケボノに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウンブロッサムに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月25日、中6週で迎えた8戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミナモトアラシに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

3月27日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルニシャンハイをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンスパーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月21日、中4週で迎えた11戦目は、シューティングスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（11戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で今野忠成騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシャイニングサンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今野忠成騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネショウアカギを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

10月29日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で今野忠成騎手（14戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の小春特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で今野忠成騎手（15戦8勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーアデルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、初冬特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で今野忠成騎手（16戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエスプリシルバーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

5月19日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、惜春特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で今野忠成騎手（17戦9勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた19戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で今野忠成騎手（18戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた20戦目は、潮風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で今野忠成騎手（19戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラノコマンダーを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

8月13日、中2週で迎えた22戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（20戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったイシノブライアンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中3週で迎えた23戦目は、定峰特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（21戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスヒリュウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（22戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったブルーローレンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中5週で迎えた25戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（23戦10勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたニシノウズシオ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた26戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2005年）

3月30日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（24戦10勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月30日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、海ほたる特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた29戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（25戦10勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7歳（2006年）

6月14日、約9か月半の休養明けで迎えた30戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ハッピーナイト特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（26戦10勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた32戦目は、ギャラクシー特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（27戦10勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、サードニクス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。