イシノブライアン（1997年生、母セントフルール）

イシノブライアン（1997年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時12歳）と交配したセントフルールが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、地方45戦13勝2着4回。2005年のスパーキングサマーカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2000年）

8月11日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリエクスプレスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーウインに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリンドクリームに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の磯菊特別（川崎ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミノンホークに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイリファールに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、初春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のキーモーニングに半馬身の差をつけて6勝目をマークした。

2月8日、中4週で迎えた9戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックファイアーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月7日、中3週で迎えた10戦目は、春風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月25日、中6週で迎えた11戦目は、水晶特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で甲斐年光騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセンスウィフトからアタマ差の2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた12戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で甲斐年光騎手（11戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月23日、中0週で迎えた13戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で甲斐年光騎手（12戦7勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6歳（2003年）

2月28日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で甲斐年光騎手（13戦7勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で甲斐年光騎手（14戦7勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で甲斐年光騎手（15戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマスターフェイクを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月21日、中4週で迎えた17戦目は、小満特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で甲斐年光騎手（16戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチュウタイチョウに4馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

6月16日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の涼風特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で甲斐年光騎手（17戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンシングベルに5馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月23日、中4週で迎えた19戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で甲斐年光騎手（18戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた20戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で甲斐年光騎手（19戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンポンドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7歳（2004年）

2月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた21戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で甲斐年光騎手（20戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラブリータキオンをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

2月27日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で甲斐年光騎手（21戦12勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた23戦目は、エキサイティングナイト賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は23戦連続で甲斐年光騎手（22戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は24戦連続で甲斐年光騎手（23戦12勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた25戦目は、陽炎特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は25戦連続で甲斐年光騎手（24戦12勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は26戦連続で甲斐年光騎手（25戦12勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で甲斐年光騎手（26戦12勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月5日、中3週で迎えた28戦目は、’04 スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で甲斐年光騎手（27戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のミネルヴァ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は29戦連続で甲斐年光騎手（28戦12勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユニークステータスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた30戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で甲斐年光騎手（29戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のフジノカルロスに3馬身の差をつけて制した。

9月2日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で甲斐年光騎手（30戦13勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マキノヒリュウにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月7日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は32戦連続で甲斐年光騎手（31戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の神無月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は33戦連続で甲斐年光騎手（32戦13勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、チョウサンタイガーに半馬身交わされて2着となった。

11月24日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は34戦連続で甲斐年光騎手（33戦13勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は35戦連続で甲斐年光騎手（34戦13勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8歳（2005年）

7月28日、約7か月の休み明けで迎えた36戦目は、’05 スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は36戦連続で甲斐年光騎手（35戦13勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は37戦連続で甲斐年光騎手（36戦13勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は38戦連続で甲斐年光騎手（37戦13勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9歳（2006年）

2月21日、約5か月半の休養明けで迎えた39戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は39戦連続で甲斐年光騎手（38戦13勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は40戦連続で甲斐年光騎手（39戦13勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の'06スパーキングスプリングチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は41戦連続で甲斐年光騎手（40戦13勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた42戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた43戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた44戦目は、皐月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた45戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。