ビービープレジャー（1999年生、母ウッドマンズシック）

ビービープレジャー（1999年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋喜び」。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時10歳）と交配したウッドマンズシックが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のスパーキングスター賞(一般B3)。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

7月8日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったニイタカウィンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポリッシュワードに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオートクリスタルを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をマークした。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフジノカルロスに3馬身の差をつけて優勝

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のティーエスフリートに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったシェアザグロリアにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月7日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた9戦目は、夕凪特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンコーヘリオスに7馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

7月18日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガジョーレオーネに約13馬身の大差をつけて6勝目を挙げた。

8月20日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランニングタッチに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月12日、中7週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2004年）

2月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（9戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルマツジェットに7馬身の差をつけて優勝

2月27日、中2週で迎えた15戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（10戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カラオクルスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、朧月特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（11戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモベルモットに6馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

4月26日、中3週で迎えた17戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（12戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、スパーキングスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナスキーサンホークに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（14戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、キングオブルーツに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた20戦目は、イルミネーション特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（15戦9勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。