ニイタカウィン（1999年生、母ニイタカローズ）

ニイタカウィン（1999年6月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したニイタカローズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、地方27戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のミレナリオ特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

新貝一雄厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

7月8日、デビュー戦は野崎武司騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビービープレジャーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったフジノカルロスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したベネチアフォンテンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のソーアラシに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったプリサイスマシーンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4歳（2003年）

6月15日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したリニアホースにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアストロベリーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた14戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシゲタカロマンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、ミレナリオ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で一ノ瀬亨騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナスノフォーラムをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で一ノ瀬亨騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワーオブムーブを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を収める

2月5日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で一ノ瀬亨騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイダイウィルに1馬身の差をつけて制した。

2月28日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で一ノ瀬亨騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（7戦3勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたイシノウォーリア決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた25戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖野耕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。