ブルーローレンス（2001年生、母モガミヒカリ）

ブルーローレンス（2001年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したモガミヒカリが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方34戦15勝2着5回。2005年のさきたま杯(G3)で2着に入った他、2005年の東京シティ盃(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2003年）

11月17日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイソクコゾウに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイチキータを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーロブライトを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って負け無しの3連勝を決めた。

3月30日、中4週で迎えた4戦目は、3歳オープンの菜の花特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエスプリゼットに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイディングロウを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って土付かずの5連勝を決めた。

6月3日、中4週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

8月4日、中8週で迎えた7戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンキュウコウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月13日、中5週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフジノカルロスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトップギャラントを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って8勝目を奪取した。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の冬日和特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップギャラントを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2005年）

1月27日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（10戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデンバースワンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って10勝目を達成した。

3月9日、中5週で迎えた14戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（11戦10勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のトミケンマイルズに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月6日、中3週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた16戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は的場文男騎手（12戦11勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ニホンピロサートにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月21日、中4週で迎えた17戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（13戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベルモントストームに4馬身の差をつけて制した。

5歳（2006年）

4月12日、約10か月の休み明けで迎えた18戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（14戦12勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月31日、中6週で迎えた19戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（15戦12勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（16戦12勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインターセフォーに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

6歳（2007年）

1月3日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた22戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月28日、中6週で迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチヨノドラゴンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞のスプリング争覇（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ニシノフィクサーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月19日、中7週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた27戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（17戦13勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったナイキアディライトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中4週で迎えた28戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月3日、中9週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた31戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャイニールックをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた32戦目は、S3のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したナイキアディライトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7歳（2008年）

2月6日、中5週で迎えた33戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（18戦13勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアートルマンをクビ差振り切って雪中の戦いを制した。

3月12日、中4週で迎えた34戦目は、S3の東京シティ盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（19戦14勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。