マイネルイーガー（2007年生、母フリークロバリー）

マイネルイーガー（2007年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋熱心な」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したフリークロバリーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦3勝。主な勝ち鞍は2011年のダイヤモンド特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、門別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって420万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月28日、中5週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の穴水前波曳山祭特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の秋の千枚田特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山之内産・巨峰カップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のパールチャームに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた15戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月9日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた17戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月28日、中2週で馬体重を前走からさらに17kg減らして迎えた18戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

4月26日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリデンモンローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサウンドボーイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。