ハッピーキャリー（2012年生、母レイチェル）

ハッピーキャリー（2012年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時17歳）と交配したレイチェルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、地方40戦2勝2着7回。2015年のハヤテスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木七郎厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2014年）

6月22日、デビュー戦は高橋悠里騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、コンチバンブランにハナ差交わされて2着となった。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワタリダイヤオーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、2歳A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたクインオブザナイト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

3歳（2015年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったマルケイフロイデをクビ差捉え切れず2着となった。

4月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月16日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、3歳戦のせんまや気仙沼街道まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の秋田場外開設記念秋田運河賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したリュウノヒカルにクビ差届かず2着となった。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のジョージア賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったランデックアロマに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の外山節全国大会賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の贅沢微糖杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルサフィルスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、栄養満点・卵めん賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、未知の駒会希望郷いわて国体賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、森山総合公園賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプラネットマジックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、いろはす賞（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルスコープに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月16日、連闘で迎えた28戦目は、希望郷いわて国体開催記念遠野市賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、希望郷いわて国体開催記念雫石町賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた30戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2016年）

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、岩手春の記憶賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた32戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた33戦目は、江刺甚句まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（15戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた34戦目は、つなぎ温泉御所湖賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（16戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた35戦目は、イエロークラウン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（17戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた36戦目は、コサージュ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（18戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（19戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた38戦目は、ローズアレー賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（20戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（21戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（22戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。