インジェニアス（2019年生、母フェリシタス）

Ingenious

2019.05.17

インジェニアス（2019年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「巧妙な」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したフェリシタスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2023年の祝通算1100勝第3回宮下瞳杯(一般C19)。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

8月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は522kg。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず16着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴蘭高原特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったクロースコンバットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2022年10月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月24日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のミスメイジョウに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、祝通算1100勝第3回宮下瞳杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーマーキュリーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月17日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、ラッキー&安田真樹生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムズフラッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

デビュー前

竹下直人厩舎（愛知）へ入厩。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベリーナブルーに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月6日、中3週で迎えた11戦目は、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサンマイルに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月31日、中3週で迎えた12戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（3戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったローズパレードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンパティークに1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、冬至の日特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5歳（2024年）

1月1日、中0週で迎えた16戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、寒中特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたタマモモンレーブ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、冬銀河特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、仲春特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた20戦目は、余寒特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。