クリッパークラス（2016年生、母ロイヤルクリッパー）

クリッパークラス（2016年6月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「航空機の上級座席クラス」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したロイヤルクリッパーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって561.6万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月4日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマドラスチェックにクビ差届かず2着となった。

3歳（2019年）

6月29日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月29日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオグリクロノスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハクシュカッサイに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2020年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

7月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月6日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のレオハイセンスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2021年）

5月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月17日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグリンデルヴァルトに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた14戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。