スリーエルキリコ（2003年生、母スリーキリコ）

スリーエルキリコ（2003年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時8歳）と交配したスリーキリコが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の一般C10(牝)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月19日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

6月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

9月30日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた6戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

4歳（2007年）

8月7日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた7戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマヤノラクシュミを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中5週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカムカムに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ユメノハーモニーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、連闘で迎えた11戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミカヅキオトヒメを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたオオエチャス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月2日、中6週で迎えた13戦目は、祝・新井光雄さん新春誕生日記念（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったラッテストーンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーシャンフロントに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月21日、中2週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

4月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦4勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングキャロルに6馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柿原翔騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で柿原翔騎手（12戦5勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月7日、中8週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿原翔騎手（13戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、裕介君・美佳さん祝結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で柿原翔騎手（14戦5勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で柿原翔騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた23戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で柿原翔騎手（16戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で柿原翔騎手（17戦5勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で柿原翔騎手（18戦5勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。