インザフューチャー（2017年生、母タカヒロスニッツ）

インザフューチャー（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンリバー（当時9歳）と交配したタカヒロスニッツが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。2019年のゴールドウィング賞(地方重賞)に勝利した他、2020年の湾岸スターカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ベターエステイトによって270万円で落札された。

川西毅厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2019年）

6月28日、デビュー戦は戸部尚実騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウェルカムターフに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムエスオープンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を収める

10月17日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエムエスオープンをハナ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

3歳（2020年）

1月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったエムエスオープンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月7日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の湾岸スターカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメタリフェルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

9月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（笠松ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦4勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のストームウォリアーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタケルライジングに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

1月2日、中0週で迎えた12戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーソウルに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月26日、中2週で迎えた13戦目は、氷柱特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で戸部尚実騎手（12戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったモニュメントキングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、余寒特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で戸部尚実騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のキングレイスターに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月25日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、かに座スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、ヒルガオスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた17戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、十倉特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた19戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、ガチすぱ!配信中!SPAT4で10倍賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた20戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、加古川くつした特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた21戦目は、南あわじ市ゆめるん特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた24戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた26戦目は、夕凪特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月30日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、C1一3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた29戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月13日、中7週で迎えた30戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、アネモネ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、百万石の極み能登とり貝賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。