ピュアキアン（2021年生、母ピュアプレジャー）

ピュアキアン（2021年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「清+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したピュアプレジャーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。2025年のマリーンステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2025年のブリリアントステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月16日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバナマンテソーロを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月7日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

2月25日、中6週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ラオラシオンに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のアムールドパリを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

8月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月2日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキャネルをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2025年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦3勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のアスクビックスターを半馬身振り切って4勝目を手にした。

3月9日、中8週で迎えた13戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦4勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉田豊騎手（13戦4勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で吉田豊騎手（14戦4勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着を確保した。

6月21日、中6週で迎えた16戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉田豊騎手（15戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉田豊騎手（16戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテーオードレフォンに1馬身3/4の差をつけて5勝目をマークした。

9月30日、中9週で迎えた18戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉田豊騎手（17戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉田豊騎手（18戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。