ゴールドジョージ（1987年生、母クインジヨージ）

ゴールドジョージ（1987年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したクインジヨージが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村岡農夫。戦績は、中央平地17戦4勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の師走ステークス。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月3日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアメリカンシチーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエナジーターフに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のダイイチコウヤをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のセンターショウカツを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、’90ゴールデンホィップトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は須貝尚介騎手（7戦3勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のシンボリガルーダをアタマ差振り切って4勝目を奪取した。

4歳（1991年）

2月3日、中6週で迎えた10戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（8戦4勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（9戦4勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、コーラルステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（10戦4勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた13戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

6月2日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデG3の阪急杯（京都芝1400m 外回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（11戦4勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた15戦目は、白樺賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月14日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、二荒賞（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた20戦目は、稲穂賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた21戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、ばん阿賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般A1（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1992年）

1月9日、中0週で迎えた23戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、せんりょう特別（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月5日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、青葉賞（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、中京短距離特別（中京(地)芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、白坂芳文騎手を鞍上に迎えて、スポニチ杯（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた27戦目は、きんせんか特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。