アンシャンテルール（2008年生、母エリモシューテング）

アンシャンテルール（2008年6月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ワインセラーで働く熟練職人の総称（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したエリモシューテングが25歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害21戦0勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月26日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた3戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月5日、中8週で迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンブレスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた11戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4歳（2012年）

1月11日、中7週で迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3月11日、中8週で迎えた13戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

7月1日、中9週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月18日、中7週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2013年）

2月3日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた23戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた25戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアムエレガントから半馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（11戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（12戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた33戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月14日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（13戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2014年）

1月25日、中5週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（14戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた36戦目は、アクアマリンスター賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。