アイアムエレガント（2008年生、母フサイチエレガンス）

アイアムエレガント（2008年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋エレガント。母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したフサイチエレガンスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害8戦1勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、堀紘一によって2,730万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月12日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクリーンイメージに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

4月17日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセイルアゲンを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月4日、中8週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月16日、中6週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンシャンテルールに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月4日、中4週で迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2014年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。