セイルアゲン（2008年生、母ストロングデイジー）

セイルアゲン（2008年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「再び航行せよ」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時10歳）と交配したストロングデイジーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地20戦0勝、地方24戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年のツインマッチ特別。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月6日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2011年）

1月13日、中5週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シーキングザラヴに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサツマスバルを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月26日、中6週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャイニーハリアーにクビ差届かず2着となった。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4歳（2012年）

1月28日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた16戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月15日、中9週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月4日、中6週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイアムエレガント決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中9週で迎えた24戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月7日、中6週で迎えた26戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

6歳（2014年）

10月9日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた29戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた30戦目は、DASHよかわ開設6周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた31戦目は、ターコイズ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた32戦目は、ジルコン賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた33戦目は、ちっちゃいおっさん大笑点（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた34戦目は、なずな賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松本剛志騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松本剛志騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本剛志騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で松本剛志騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松本剛志騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた39戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松本剛志騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた40戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた42戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた43戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた44戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。