セントオリオン（1984年生、母サクラオール）

セントオリオン（1984年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフアーストドーン（当時13歳）と交配したサクラオールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回、中央障害1戦0勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月5日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノスバルにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるミリオンジェスターにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったハッピーガーランドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタケハナプリンスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ホワイトシローに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のネイバーソウルを半馬身振り切って制した。

11月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

4歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月14日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた18戦目は、及川良春騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川良春騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月5日、中7週で迎えた20戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1989年）

4月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は及川良春騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川良春騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。