マイネルスクラム（1994年生、母タウラス）

マイネルスクラム（1994年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラグビーボール（当時11歳）と交配したタウラスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の一般C1。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月15日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

3歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、6着を確保した。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月10日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/重）に出走。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートケンメアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月4日、中0週で迎えた18戦目は、3歳戦のマルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（1998年）

1月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターターゲットから6馬身差の2着に敗北した。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた21戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒマワリロックを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。