ロードアルティマ（2000年生、母Secrettame）

ロードアルティマ（2000年1月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋究極の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時15歳）と交配したSecrettameが23歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の札幌日刊スポーツ杯(1600万下)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1億1,000万円（22万×500口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマジックインゴールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

9月7日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5歳（2005年）

5月21日、約20か月半の休み明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシークレットルームをクビ差振り切って久々の一戦を制した。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンドーバーに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2006年）

4月22日、約9か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナリタシークレットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のカリプソパンチを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクライナセに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリモスターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（6戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

7歳（2007年）

11月23日、約14か月半の休養明けで迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。