テイエムカンベエ（2012年生、母アブソリューション）

テイエムカンベエ（2012年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時18歳）と交配したアブソリューションが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C8。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、パカパカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって840万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月21日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2016年）

4月19日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、敦子誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミスアンジーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、つつじ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた7戦目は、達也と美香の結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のカナナに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、馬主☆井上敦嗣☆生誕記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマツノテンカムテキを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキートゥザスカイに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったトーホウハンターに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦4勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。