エビスコスモス（2000年生、母クラノカツブネ）

エビスコスモス（2000年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時12歳）と交配したクラノカツブネが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の霧降賞(一般C4)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサードニクスフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月8日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

12月9日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラボージョーからクビ差の2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C4ロ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のナグルワンをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアクートに1馬身の差をつけて2勝目を収める

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大木義一騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタオリンポスから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大木義一騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテーストリーガから2馬身差の2着に敗北した。

5月23日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月30日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2005年）

1月23日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。