ブラボージョー（2000年生、母オールセインツデイ）

ブラボージョー（2000年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ブラボー（伊）＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したオールセインツデイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方41戦14勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のドラマティックナイト賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、畠山牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、占部貞夫によって1,470万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月15日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月8日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムオーロイヤルから2馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスコスモスをクビ差制して初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた7戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤクモエンプレスに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2004年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンシギサンに1馬身半の差をつけて制した。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンシギサンから半馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスズウィザードに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のツルギヒカルに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 雪/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンシギサンに3馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセンターリングに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野沢憲彦騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミカワマドカに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月14日、中6週で迎えた16戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で野沢憲彦騎手（11戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシェイシェイに3/4馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアクートに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、ナイアガラ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタプリマに2馬身の差をつけて制した。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、サードニクス特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（14戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイセンスターからアタマ差の2着に甘んじた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ゴールドメダル賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーソルジャーに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月14日、中2週で迎えた22戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るナゾルスターを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

11月2日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月12日、中0週で迎えた24戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラピスアピールに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中3週で迎えた25戦目は、初霜特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月6日、中3週で迎えた26戦目は、迎春特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月27日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、一般C1八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（15戦10勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6歳（2006年）

1月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（16戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（17戦10勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月7日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（18戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオールオアラヴに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた32戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（19戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（20戦10勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた34戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（21戦10勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月4日、中4週で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（22戦10勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で野沢憲彦騎手（23戦10勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月26日、中0週で迎えた37戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野沢憲彦騎手（24戦10勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、名古屋港ガーデン埠頭特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた39戦目は、ヒラタクワガタ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた40戦目は、JBCカウントダウン50（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた41戦目は、JBCカウントダウン35（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた42戦目は、オパール特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた43戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた44戦目は、安房峠特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた45戦目は、静岡県畜産振興特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。