ナゾルスター（2000年生、母スピカランド）

ナゾルスター（2000年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スターの道をなぞる」。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時21歳）と交配したスピカランドが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）木戸口牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦10勝2着2回。2004年のこうずけ特別(一般A B)に勝利した他、2003年の奥利根賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木戸口牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

木村昌志厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2002年）

8月4日、デビュー戦は茂呂菊次郎騎手を鞍上に据えて、2歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスブリッジに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングジュリアに約14馬身の大差をつけて制した。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の百日草特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で茂呂菊次郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月30日、中7週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で茂呂菊次郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2003年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で茂呂菊次郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で茂呂菊次郎騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（高崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で茂呂菊次郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイガーロータリーから3馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳地方重賞のエメラルドカップ（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で茂呂菊次郎騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアスワンノユメに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で茂呂菊次郎騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドカップ（高崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で茂呂菊次郎騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、荒船山特別（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で茂呂菊次郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のティッピングに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、岩押特別（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で茂呂菊次郎騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のオドルタイヨウに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の奥利根賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で茂呂菊次郎騎手（13戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のエイセンスターに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

11月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で茂呂菊次郎騎手（14戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた16戦目は、ターコイス特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で茂呂菊次郎騎手（15戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンマックスに1馬身の差をつけて優勝

4歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の新春杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で茂呂菊次郎騎手（16戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた18戦目は、沈丁花特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で茂呂菊次郎騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた19戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で茂呂菊次郎騎手（18戦7勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーマキシマムに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月28日、中6週で迎えた20戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で茂呂菊次郎騎手（19戦8勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、飛龍の松賞（高崎ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で茂呂菊次郎騎手（20戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の端午賞（高崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で茂呂菊次郎騎手（21戦8勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた23戦目は、パール特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で茂呂菊次郎騎手（22戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアイエスビッグに3馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

7月19日、中6週で迎えた24戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、尾瀬特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた25戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた26戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（23戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで懸命に走り抜いたが、ブラボージョーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた27戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（24戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた28戦目は、地方重賞の東国賞（高崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（25戦9勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で茂呂菊次郎騎手（26戦9勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞のコンフィデンスカップ（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で茂呂菊次郎騎手（27戦9勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた31戦目は、畜産杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で茂呂菊次郎騎手（28戦9勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた32戦目は、ディセンバーカップ（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で茂呂菊次郎騎手（29戦9勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラエスポワールに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月31日、中5週で迎えた33戦目は、立花伸騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。