タイガーロータリー（2000年生、母ウエスタンイーグル）

タイガーロータリー（2000年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎＋回転する」。毛色は栗毛。種牡馬のワカオライデン（当時19歳）と交配したウエスタンイーグルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方33戦13勝2着4回。2004年の群馬記念(G3)で3着に入った他、2003年の北関東ダービー(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川嶋弘吉厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2002年）

8月4日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のケイコアンバーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒特別（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイブランカに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイブランカに1馬身半の差をつけて制した。

3歳（2003年）

2月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦3勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったリーディングエッジに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で水野貴史騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（高崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で水野貴史騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナゾルスターに3馬身の差をつけて制した。

5月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で水野貴史騎手（10戦4勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で水野貴史騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエイシェーンをクビ差制して5勝目を挙げた。

8月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳戦のエクセレント特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で水野貴史騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラユウカに1馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

9月1日、連闘で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のスプリンターズカップ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で水野貴史騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のベーシックドリームに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で水野貴史騎手（14戦7勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた16戦目は、信濃特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で水野貴史騎手（15戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエムキングに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月23日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で水野貴史騎手（16戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエイシェーンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月9日、中1週で迎えた18戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で水野貴史騎手（17戦9勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

4歳（2004年）

1月18日、中5週で迎えた19戦目は、地方重賞の新春杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で水野貴史騎手（18戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベストサウンドに4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で水野貴史騎手（19戦10勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた21戦目は、飛龍の松賞（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で水野貴史騎手（20戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジーナに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は22戦連続で水野貴史騎手（21戦11勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

6月20日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で水野貴史騎手（22戦11勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月15日、中7週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で水野貴史騎手（23戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェルラックに5馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

9月29日、中5週で迎えた25戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は25戦連続で水野貴史騎手（24戦12勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月3日、中4週で迎えた26戦目は、G1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で水野貴史騎手（25戦12勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた27戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で水野貴史騎手（26戦12勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2005年）

5月18日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた29戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレジェンドハンターを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた30戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ルビーオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルセランガーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルセランガーをクビ差振り切って勝利数を13に伸ばす

11月3日、中2週で迎えた32戦目は、G1のJBCスプリント（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

6歳（2006年）

6月16日、約7か月半の休養明けで迎えた33戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた35戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクィーンロマンスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月24日、中6週で迎えた36戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7歳（2007年）

2月28日、中7週で迎えた38戦目は、梅月特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8歳（2008年）

5月14日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた39戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた40戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったケイアイカルディナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた41戦目は、水無月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた42戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。