オドルタイヨウ（1999年生、母ポップアートⅡ）

オドルタイヨウ（1999年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したポップアートⅡが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方18戦10勝2着2回。2004年のニューイヤーカップに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

9月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4歳（2003年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた7戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミホオーラに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、けやき特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサテライトルナからクビ差の2着に惜敗した。

3月10日、中2週で迎えた9戦目は、けやき特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた10戦目は、たんぽぽ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のサンロードに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、れんげそう特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた12戦目は、榛名湖特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイティファイヤーをアタマ差制して3勝目を掴み取った。

5月31日、中3週で迎えた13戦目は、山桃特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田政弘騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のファンキーメイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、シャクナゲ特別（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保田政弘騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスハードに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

7月6日、中2週で迎えた15戦目は、サマーカップ特別（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で久保田政弘騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた17戦目は、荒船山特別（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、岩押特別（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナゾルスターから1馬身半差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた19戦目は、けやき特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードクウガに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、晩秋特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアリーマックに2馬身の差をつけて優勝

12月13日、中3週で迎えた21戦目は、初冬特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（13戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のロードオーシャンに2馬身の差をつけて8勝目を収める

5歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた22戦目は、ニューイヤーカップ（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田政弘騎手（14戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイブランカに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月1日、中3週で迎えた23戦目は、渡良瀬特別（高崎ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で久保田政弘騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタワリングドリームに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月14日、中5週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダンスウイザードにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた26戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

6歳（2005年）

7月17日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ノンセクションに3/4馬身交わされて2着となった。

8月7日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトラストスターに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月11日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタマモブライトを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。