アインマール（1987年生、母ミスハイコーナー）

Einmal

1987.04.08

アインマール（1987年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサーペンフロ（当時16歳）と交配したミスハイコーナーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は（有）篠木牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の咲花特別(500万下)。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のディープポケットをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

5月19日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したザラストワードを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はサガミジヨーブと並んで1着同着となった。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は菅原泰夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサファリドラゴンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

8月18日、中4週で迎えた10戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（1993年）

4月21日、約20か月半の休み明けで迎えた11戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、狩勝特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1994年）

4月21日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、月形特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。