ガーネットシチー（1997年生、母エクセルダンサー）

ガーネットシチー（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のナリタタイシン（当時7歳）と交配したエクセルダンサーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の文知摺特別(500万下)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

10月9日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハイスタンダードを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のあずさ賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったハッピールドルフに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦0勝）。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて優勝

10月22日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた20戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた21戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

7月21日、約6か月半の休養明けで迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。