シンセイナンシー（1996年生、母センタープロスパー）

シンセイナンシー（1996年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青毛。種牡馬のステートリードン（当時12歳）と交配したセンタープロスパーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）荒木牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

5月26日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

7月16日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィジーガールから3馬身差の2着に敗北した。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のブロンズクィーンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

1月9日、中9週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルタカワイティーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったガキダイショウにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた18戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた21戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルタカワイティー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月25日、中1週で迎えた22戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、シャインサンダーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月10日、中4週で迎えた24戦目は、高田知和騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネミローマンに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月25日、中1週で迎えた25戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田知和騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマジカルリーダーをハナ差振り切って4勝目を手に入れた。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田知和騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた28戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田知和騎手（4戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田知和騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で高田知和騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高田知和騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた32戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高田知和騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた33戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高田知和騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた34戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で高田知和騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

5歳（2001年）

4月15日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、松下裕樹騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた37戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6歳（2002年）

10月28日、約14か月半の休み明けで迎えた38戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

7歳（2003年）

7月6日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた39戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。