マジカルリーダー（1996年生、母ミンドリーダー）

マジカルリーダー（1996年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のデュラブ（当時14歳）と交配したミンドリーダーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着3回、地方16戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（10.5万×100口）で一口馬主が募集された。

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

6月19日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月14日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したニシノファンシーにハナ差届かず2着となった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったスタジアムブルーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたアキタビジン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグッバイマイラブをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月20日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆仁騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

4歳（2000年）

5月7日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンセイナンシーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルギサンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

6月19日、中3週で迎えた12戦目は、埋橋浩樹騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロングワンダフルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた13戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で埋橋浩樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユキノショウに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーパシフィックに交わされて1馬身差の2着となった。

10月23日、中3週で迎えた18戦目は、高田知和騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるツルギサンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は埋橋浩樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイエスボーイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月4日、中3週で迎えた22戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は埋橋浩樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で埋橋浩樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた25戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。