コンプリートアゲン（1999年生、母パドルアゲン）

コンプリートアゲン（1999年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のファーディナンド（当時16歳）と交配したパドルアゲンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は由利徳之。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦3勝2着1回。2001年の東北ジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤敏昭厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（2001年）

7月7日、デビュー戦は大枝幹也騎手を鞍上に据えて、2歳（三条ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゼータホークアイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中4週で迎えた2戦目は、2歳A（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のラスカルハリケーンをクビ差制して優勝

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の門別農業協同組合特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサファリプレイズから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のコガネヒビキオーをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

11月4日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（4戦3勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

12月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳地方重賞の東北ジュベナイルチャンピオン南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大枝幹也騎手（5戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3歳（2002年）

3月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3月31日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月26日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた11戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、梶原もじゃ・須田鷹雄商店円満退職記念（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐恭平騎手を鞍上に迎えて、ハーモニージャパンカップ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2003年）

4月20日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、賢一郎&滋子結婚30周年記念（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、芭蕉特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡邊一道騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた15戦目は、齊藤孝子（全国旅打ち58場踏破記念）（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊一道騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、チーム北日本賞（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡邊一道騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月27日、中7週で迎えた17戦目は、Kigen（起源）賞（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡邊一道騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、たかともワンダーファーム賞（上山ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡邊一道騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、市川ステークス by友之&綾子（上山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡邊一道騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、全国日本大衆音楽協会グランプリ受賞記念（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡邊一道騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、アキちゃん・リナちゃんカップ（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡邊一道騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、有限会社吉田技研記念杯（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で渡邊一道騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた23戦目は、安達光浩レースコーラーカップ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐恭平騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた24戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリ特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2004年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた27戦目は、駿光特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた28戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、麗特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた30戦目は、清明特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、ハーフムーン特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の薫風特別（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で林幻騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月20日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた33戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林幻騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた34戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、晩夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は林幻騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた36戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1二三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定戦のカムイユカラ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で林幻騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林幻騎手（11戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた41戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で林幻騎手（12戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で林幻騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。