キタヤマリィフォー（1983年生、母キタノベンチヤー）

キタヤマリィフォー（1983年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時8歳）と交配したキタノベンチヤーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着3回、中央障害10戦3勝2着1回。1989年の京都大障害（春）(重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月23日、デビュー戦は4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。鞍上は小谷内秀夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルカセイコウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーコーエクセルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

3月23日、4歳400万下の菜の花賞（阪神芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は小島貞博騎手。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月20日、4歳400万下の野苺賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したトーシンタイガーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月3日、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月18日、4歳400万下の野苺賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったフェートノーザンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月31日、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月22日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月6日、4歳以上400万下の利尻特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4歳（1987年）

7月4日、4歳以上400万下の積丹特別（札幌ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月18日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月25日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小谷内秀夫騎手。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月8日、4歳以上400万下（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で小谷内秀夫騎手。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月22日、4歳以上400万下（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小谷内秀夫騎手。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着を確保した。

9月6日、4歳以上400万下の檜山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小谷内秀夫騎手。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

9月20日、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小谷内秀夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月10日、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小谷内秀夫騎手。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月24日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で小谷内秀夫騎手。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月15日、4歳以上400万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小谷内秀夫騎手。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月29日、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は林満明騎手。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月13日、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリノスマイリーを3/4馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

12月27日、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5歳（1988年）

1月9日、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月12日、5歳以上400万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月27日、4歳以上400万下の国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月11日、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月25日、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月1日、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

10月29日、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアドリームに9馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

11月13日、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオートヘルシイに5馬身の差をつけて勝利を手にした。

6歳（1989年）

1月20日、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月8日、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のローベルマンスリーに1馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

5月6日、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモターンから2馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1990年）

1月6日、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は熊沢重文騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月10日、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月5日、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。