ニッポーセイウン（1996年生、母パープルアベニュー）

ニッポーセイウン（1996年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時8歳）と交配したパープルアベニューが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着4回、中央障害2戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月6日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3歳（1999年）

1月23日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた4戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ビッグワイルドに3/4馬身交わされて2着となった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はハヴアトライと並んで1着同着となった。

3月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月30日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月5日、中1週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

1月15日、中0週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた16戦目は、ウインターチャレンジカップ（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ウインエストレラにクビ差交わされて2着となった。

7月23日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したメイショウハーブを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月27日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で勝浦正樹騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた29戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のデーエスダイオーに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた30戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったベラクルスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた31戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエルウェーアンジュに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月23日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（2001年）

9月16日、約9か月の休養明けで迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月23日、中8週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西原玲奈騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6歳（2002年）

2月10日、中6週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。