コウチビクトリー（1984年生、母パティオ）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月2日、デビュー戦は加賀武見騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加賀武見騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスティングランに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1987年）

1月10日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加賀武見騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加賀武見騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、メジロローラーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月5日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加賀武見騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハーバーシルビアに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で加賀武見騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で加賀武見騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、アルファアモンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加賀武見騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のパブリックマリオに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は加賀武見騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（1988年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月7日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。