メジロローラー（1984年生、母メジロトヤマ）

メジロローラー（1984年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラインゴールド（当時15歳）と交配したメジロトヤマが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は大久保寛。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、中央障害11戦3勝。主な勝ち鞍は1989年の障害5歳以上オープン。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3歳（1987年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタフネスビートに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウチビクトリーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンプライズをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月19日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4歳（1988年）

3月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた15戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルトヨグリーンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月11日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月9日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエゾカツに8馬身の差をつけて優勝

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1989年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は牧之瀬幸夫騎手（6戦2勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサステージに5馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上1400万下の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は牧之瀬幸夫騎手（9戦3勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。