タケノペガサス（2011年生、母マイネマニフィーク）

タケノペガサス（2011年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋天馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したマイネマニフィークが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦9勝2着1回。2014年の背振山賞(地方重賞)に勝利した他、2014年の筑紫野賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、絵笛牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月5日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンスウィフトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートフルゴールドに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のプリンスレオンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の背振山賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセリオに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月20日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月26日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた12戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビラトリレディーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2015年）

1月22日、中5週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったブルーロイヤルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパペリーナに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアサカラヴァーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のクリノバトゥーラに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月23日、中4週で迎えた18戦目は、かんむり座特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、牡丹特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアートオブエンドに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。