セリオ（2011年生、母ヴィーナスキャット）

セリオ（2011年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインラディウス（当時13歳）と交配したヴィーナスキャットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。戦績は、地方30戦3勝2着5回。2014年の花吹雪賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2014年の背振山賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ファーミングヤナキタから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

5月23日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイエスアイキャンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアベニンレジーナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 雨/重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったイエスアイキャンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したウルフマンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2014年）

1月2日、中6週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーレインボーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したクロスオーバーにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の背振山賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタケノペガサスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のアルメリア賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた17戦目は、3歳戦のサクラソウ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオブテネールをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

6月1日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のDW2014九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた19戦目は、長崎街道山家宿特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた20戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、エリナイト特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた24戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた26戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた27戦目は、ターコイズ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4歳（2015年）

3月29日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。