ラインケーティング（1993年生、母オカノアイバー）

ラインケーティング（1993年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したオカノアイバーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着7回、地方12戦0勝2着1回。1999年のジルコニアオープン(一般A)で2着に入った他、1999年のパールオープン(一般A)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月24日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタニノオブキングを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月25日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中8週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリュウダイヤモンドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィールドロマンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたポットラピート決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたマスグランドール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったスリースポットにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1997年）

10月5日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したイクノコウトクテンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインターハントを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキングマスターに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（1998年）

1月25日、中4週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイビートユー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月13日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた20戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた22戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた24戦目は、ムーンストーンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福重正吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月11日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、ジルコニアオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福重正吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックローレルから2馬身差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた26戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で福重正吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた27戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福重正吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた28戦目は、ルビーオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福重正吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた29戦目は、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福重正吾騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた30戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で福重正吾騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた31戦目は、キャッツアイオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で福重正吾騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で福重正吾騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で福重正吾騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた34戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で福重正吾騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。