マルカタイセイ（1990年生、母ラツキーサウンド）

マルカタイセイ（1990年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時21歳）と交配したラツキーサウンドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月20日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、アレキサンダアモンにクビ差交わされて2着となった。

12月19日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3歳（1993年）

2月21日、中8週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のマヤノヴァーリアンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月27日、連闘で迎えた5戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ファンドリモアーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で熊沢重文騎手（12戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で熊沢重文騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で熊沢重文騎手（14戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の川西特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で熊沢重文騎手（15戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月31日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で熊沢重文騎手（16戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で熊沢重文騎手（17戦1勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4歳（1994年）

4月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（18戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメジロアングルに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（19戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下のフィリピン・トロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（20戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（21戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（22戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（23戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（24戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マイネルテンリュウにクビ差交わされて2着となった。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

5歳（1995年）

2月4日、中5週で迎えた32戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のニューペガサスを3/4馬身振り切って制した。

4月1日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の播磨特別（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

6月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月27日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた37戦目は、あやめ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、今井孝一騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。