ストロングカイザー（1988年生、母ダンフリースシチー）

ストロングカイザー（1988年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時9歳）と交配したダンフリースシチーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、中央平地19戦4勝、地方19戦0勝。1991年のセントライト記念(G2)に勝利した他、1991年の毎日杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月28日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナカハマフォードに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマジョルカシチーに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦1勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はマチカネシゲトウと並んで11着同着となった。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリアルゼットをクビ差振り切って優勝

6月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツインターボを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って重賞初制覇を果たした。

5歳（1993年）

1月24日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

2月21日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた15戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 雨/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデG3の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

6歳（1994年）

4月24日、約10か月の休養明けで迎えた19戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月28日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、清流特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた21戦目は、妙高特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、長月特別（三条ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月25日、中0週で迎えた24戦目は、青雲特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、小野輝彦騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、深秋特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、霜月特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた29戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた30戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（9戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1995年）

1月3日、中2週で迎えた31戦目は、迎春賞（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大枝幹也騎手（10戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、仲春特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大枝幹也騎手（11戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大枝幹也騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月2日、中8週で迎えた34戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で大枝幹也騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた35戦目は、文月特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大枝幹也騎手（14戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月29日、中1週で迎えた36戦目は、清流特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大枝幹也騎手（15戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた37戦目は、三条記念（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大枝幹也騎手（16戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた38戦目は、長月特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で大枝幹也騎手（17戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。