カートゥニスト（2005年生、母カートゥーン）

カートゥニスト（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カートゥーン作家、風刺絵作家」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したカートゥーンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C3七八。

経歴

デビュー前

田島寿一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2008年）

12月18日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は546kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウォーリアバイオに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したオウカレンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロートレックに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、材木町「よ市」レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、初駒杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアーノルドクィーンに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、岩洞湖賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた10戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

5歳（2010年）

3月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、大崎市三本木菜の花まつりレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイントプラウドに1馬身3/4の差をつけて制した。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、盛岡駅ビルフェザン杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のツキミデイッパイをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。